南湖一周編 後編

さてはて、悩もうと悩むまいと琵琶湖大橋はもうすぐそこなのです。
考えるよりも、とっとと進んだ方が賢いと思い、チャッチャと進んでいきました。
と、なんの事はない、歩道もちゃんとありました。
しかも、料金も要らないようでした。
ま、結果オーライっすな。
よーし、それなら南湖も北湖も眺めて、写真に収めよー。
と思いきや、上りと下りが完全に別れていたのです・・・。
自分が通っている方からは、南湖は見えても北湖は見えないのでありました。
とりあえず、一番高いところまで進んで、南湖を一望。
したかったのですが、霞がかかってていまいちよく見えなかったのであります。
残念無念・・・。

エリが見えます。

しかし、いまいちの景色でありました・・・。

でも、せっかくここまで来たのだからと一度渡った後、反対の道を通って北湖も眺めてきました。
水平線ですな。
でかいですな。
こりゃ、海ですわ。
快晴で霞が無くても、対岸は見えません。
うーん、でかすぎ。

水平線であります。

船もたくさん通ります。

さてさて、琵琶湖の西岸に上陸したわけですが、ここで強敵が待ちかまえていました。
堅田の大迷路(笑)であります。
ここは、小さい路地が入り組んでいて、いたるところで行き止まりになっているのである。
いろんな路地に入り込みながら、迷いながら、引き返しながら進んでいったのである。
ま、救いといえば、所々に地図付きの看板があったことですな。
それを頼りに、大津方面へと(堅田も大津市なのだが・・・)進んでいきます。
と、その地図に出島の灯台っていうのが書いてありました。
ほお、琵琶湖にも灯台があるのかと妙に気になったのです。
そこで、その灯台を見に行くことにしたのです。
なんて行き当たりばったりの旅なんでしょう(笑)
ま、それがまた面白いのですけどね。
で、また迷路を迷いながら噂?の灯台までやってきました。
すると、来てみてびっくり見てびっくり、なんと木造の灯台でありました。
こりゃ珍しい!
見に来てよかったなあ、うんうん。
と、1人納得しつつ、そこでしばしの休憩をとったのでありました。

堅田の大迷路。

クリックして、大きい画像にしてから読んでね。

木造の灯台であります。

渋いっす。

さて、お茶とお菓子も一通り食べ終わり、タオルで汗を拭いたので再出発しましょう。
まだ、堅田の大迷路の中であります。
それはそうと、先ほどみた看板には浮御堂なる物も書いてありました。
これはなんぞや?と疑問に思っていたので、これも見に行くことにしたのである。
この辺の自由さ加減が、1人ぶらり旅のよいところでありますな。
「浮」っていうくらいだから、多分水の上にあるものだろうなあ、うむうむ。
相変わらず細い路地を迷いつつ、引き返しつつ、所々の地図を頼りに進んでいきました。
と、ある路地から岸辺に出てみたらなんと見えるじゃありませんか。
琵琶湖の上にお堂が建っています。
うーん、その名の通りじゃ、ガッテンガッテン。
で、別の路地から近づくと、中に入るのにはお金が必要っぽかったので、外から眺めるだけにとどめておきました。
そのため、由来等はわかりません・・・あしからず。

琵琶湖の上に建っています。

中には入りませんでしたので外見だけ・・・。

で、浮御堂にガッテンした後、しばらく行くとどうやら大迷路は抜けたようです。
国道161号線にでました。
国道沿いの町中はどこでも同じ様なものですな。
車道の脇をどんどん進みますが、結構疲労がたまってきてます。
だんだんだるくなっております。
それよりも、長時間座ってるため、お尻が痛くなりましたな。
よって、後はひたすら国道沿いに走ることにしました。
ようやく大津の市街地に入り、人も増えてきました。
結構街ですな。
それからしばらく進むと、なぎさ公園ってのがありました。
結構広い砂浜っす。
しかし、これはもう、まるで海ですねえ。
で、やっぱりこういうところには生息しているなっていうほのぼのカップルをしりめにしばし休息。
しばし後、走り出しました。
近江大橋はもう目前でした。

なぎさ公園の砂浜っす。

うーん、海っぽい。

近江大橋と、二組のカップルであります。

帰帆島に架かる橋と、近江富士。

近江大橋を渡り終わると、もうゴールまでは後少しです。
渡り終わってすぐに湖岸道路に入り、ゴールの帰帆島を目指します。
お尻は痛むし、足も重いです。
そして、頑張って最後の数キロを走り抜け、帰帆島に着きました。
数時間前に出発したその場所に逆方向から到着したのである。
屋久島、種子島一周でも思ったのだが、出発した方と逆の方向から戻ってくるのはなんだか感動でありますな。
ああ、ここから出発したのに、逆から戻ってきたんだなあって・・・。
・・・・・・・。
しばしの沈黙の後、残ったお茶を飲み干して、疲れた足と痛むお尻を引きずりつつ帰途につきましたとさ。
お終い。

2001.4.16


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